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あなたの妻が弁護士に相談すると離婚を勧められるのは、理由のあることでした。 [家事]

<言いたいの事の要約>

弁護士が、妻側から夫婦間の相談を受けた場合に、離婚事件として受任する傾向となる構造的な要因があるのではないか
   選択肢が法律的目標となる  費用を請求するためには法律的活動(調停、裁判、示談書作成)をしなければならないという思いが強い
                 法律的目標以外の解決方法を学習していない
                 離婚後の事態を想像する能力がない。
                 依頼者以外の相手方、第三者(子ども)の利益を考慮する訓練を受けていない。
国民は、家族再生を考える弁護士を増やすか、適切な相談機関を創設することを、自分や自分の子どもたちのためという視点で検討するべきだ。


<本文>
1 思い込みDVという言葉を作りました。本来、DVとして第三者が家庭に介入して行為をやめさせたり、家族から分離して保護を図るべきであったりする場合というのは、一方が他方に対して、支配を目的として身体的、精神的暴力をふるう場合であり、かつ相手方が単独でこれに対抗できない場合であるはずなのです。ところが、このような暴力がない場合でも、妻が第三者に相談すると、「それはDVです。」という言葉のもとに、家庭分離が進められることがあります。
「第三者の言葉だけで簡単に崩れるのは、そもそも問題があったのではないか。」という疑問も出されます。しかし、そうとばかりではないようです。現代社会では、何らかの生活上の不満や、不安がない人はいないでしょう。収入の不安、雇用の不安定をベースとして、自分の借金だったり、極端に掃除や片付けができなといううしろめたさだったり、放射能に対する心配、それから出産に伴う体調変化など、あらゆる不安を感じる要因が身の回りにありふれています。そうした場合、誰かから「それはあなたが悪いわけではない。夫の精神的DVが悪いんだ。」と言われることによって、安心するとともに、不安だったかんじょうが、夫に対して怒りを持つことによって解消されるということがあるようです。夫が悪いわけではないのに、自分が、おびえながら暮らしている原因は夫にあるということで、子どもを連れて逃げ出すという現象が起きてしまう可能性があるのです。
第三者の中でも、相談相手が弁護士に絞って、悩みの対処方法が離婚を進めることにつながる要因について、考えてみたいと思います。

2 第一に、弁護士は、解決方法として、離婚しか思いつかないかもしれないという事情があります。
  現在の法制度では、家族の問題を解決する方法として調停という方法が用意されています。調停は、必ずしも離婚調停だけでなく、円満調停と言って、夫婦間の問題がある場合に、それを修正するための話し合いをすることも制度的には予定されています。
  ところが、現実的には、一方が離婚の意思がある場合は特に、離婚をするかしないかということを確認して、一方がどうしても離婚しないというのであればそれで調停が終わりということが少なくないように感じます。一方が、結婚生活に不満があるのであれば、常識的にも、不満を解消する方法を一緒に考えることがノーマルだと思うのですが、そういう考えの流れにはならないようです。オールオアナッシングという感じです。
また、円満調停が申し立てられることも少ないように思います。円満調停という方法があるということを知っている人は少ないでしょう。また、知っていても、離婚するわけでもないのに、家庭裁判所に書類を作って申し立てをして、一緒に住んでいるかもしれない相手を家庭裁判所から呼び出してもらい、二人して家庭裁判所に出かけて、夫婦間のもめ事を解決してもらおうと思う人も少ないかもしれません。それでもやっぱり大事なことだから円満調停を申し立てようとする人がいても、費用を払って弁護士に代理を依頼するとなると、ハードルはどんどん高くなるわけです。
このような事情から、弁護士が円満調停を担当するというケースは少なくなるわけです。そうすると、弁護士が夫婦間トラブルを解決するスキルというのは、結局、離婚を確実にするスキルや、慰謝料や財産分与を一円でも多くとるというスキルに偏っていくことになるわけです。解決の道筋、それは離婚を上手に行うことということになる理由があるということになります。

3 離婚しか思い浮かばないということと表裏一体のことかもしれませんが、弁護士は家族を再生するというノウハウを持っていないばかりか、家族を再生するという着地点をイメージすることができません。
夫婦トラブルがあれば、離婚を成し遂げるという発想しかなければ当たり前かもしれませんが、どうして好きあって結婚したのに、離婚を希望するに至るのかという原因の分析がなされていないのでしょう。なぜ、相手を傷つけてしまうのか、信頼関係がなくなってしまうのか、相手といることが安心ではなく不安を感じてしまうのか、原因を考えようとしないのです。裁判所が離婚を認める原因に、引き付けて主張することだけを考えるようになります。夫の非行が針小棒大に主張されたり、ありもしない事実が主張されたりすることになる要因があるわけです。
夫婦が壊れる原因を探求し、原因を除去して家族を再生させるという視点がない限り、離婚手続きを進めていく傾向になることは当然かもしれません。しかし、人間関係が壊れていくことや、子どもの心が傷つくことに目を背けず、心を痛めることができるのならば、弁護士ほど家族再生のノウハウを持っている職業はないはずです。家族が家族として形を作るイメージを、それぞれ自分なりに思い描くことはそれほど難しいことではないはずです。

4 真面目さゆえに離婚しか思いつかないという事情もあるようです。真面目な弁護士は、人生相談を聞いてお金をもらうということに抵抗がある人がいます。法律的制度を法律家としてサポートするからこそ、報酬を得られるのだという考えです。これは、結構多い考えだと思います。
  夫婦の愚痴を聞いて、長屋のおかみさんみたいなアドバイスをして、お金はもらいにくいという遠慮があるのです。しかも、落語に出てくる長屋のおかみさんみたいに気の利いたことも言えないし、暴力亭主に食って掛かるということもできない。そんな心理が、法律的制度の離婚手続きを進めていくという傾向に働いてしまうということがどうもありそうです。まあ、すべての相談を離婚に持っていくということは多くはないとしても、微妙な案件が離婚に流れるということはありそうです。

5 弁護士は、不満とか悩みとか生の感情をぶつけられる訓練に乏しいという事情もあります。弁護士会や法律相談所に相談しに来る人は、あちこち相談に行って、それは法律問題だから弁護士に相談したほうがいいよというアドバイスを受けてから来る人がほとんどです。相談料もかかりますし、相談時間も長くありませんので、弁護士にこれこれをやってほしいという形で相談にいらっしゃることが多いのです。
  ところが、生の感情を扱い、合理的な解決方法を、法律制度に縛られずにアドバイスをするという訓練がない場合どうなるでしょうか。ある弁護士は、結局何をしたいのですかと相手方に突き放して、一緒に考えることをしないでしょう。別のある弁護士は、自分の得意な法律制度に当てはまるかどうかのセンサーだけが働いて、それでは離婚という方法がありますという回答をするでしょう。「ああ、それは、相手方の感情をよく観察して、不安を与えないほうにしたほうが良いですよ」とか、「不安が怒りになっているので、そういう時こそ安心させてあげることを考えたほうが良いですよ」という生活上のアドバイスをする弁護士がどれだけいるでしょう。
  しかし、そういう生活改善をアドバイスしてもらえる相談機関はどこかにあるのでしょうか。まず、非難と避難をアドバイスしようとせずに、その人の悩みを真正面から受け止めて、家族再生を一緒に考えるという相談機関が必要だと思うのです。どうしても必要とは思われない離婚のためにお金を使うよりも、みんなが幸せになる家族再生にこそお金を使うべきだと思うのですが、そういう風潮には世間はなっていません。人間として嘆かわしいと思います。

6 法律制度しか考えないということは、離婚後のその人たちの人生をイメージしないということにもつながります。自分の仕事は戸籍から名前を抜くことと割り切ってしまうわけです。しかし、当事者はその後の人生が待っています。子どもは、寂しさや貧困の中で、精神的な圧迫を受けながら生活していきます。その何年か先に、離婚を成し遂げてあげた弁護士が接することは極めて少ないです。私はいろいろな機会があり、子どもたちのその後に接することがあります。離婚というフィルターを通してみないとなかなか見えませんので、気が付かない人は全く気が付かず、子どもの個性ということで済ましてしまいがちです。もし離婚しなかったら、もし離婚しても別居親との面会交流が定期的になされていたらと、そう思うことが多くあります。
もし、そういう機会がなくても、今は、研究がなされているのだから、勉強できるのだからするべきです。その人の人生の大きな転換に立ち会ったのだから、その影響を考えるべきです。人の人生は調停成立で終わるわけではありません。その後を想定して事件を着地させるべきだと思います。

7 離婚を誘導する残念な理由もあるようです。
  一つは、男女の対抗関係の中で、自分の価値観で、男性である夫に憎悪の感情を持つ弁護士が少なからずみられることです。女性が幸せでないことがすべて夫に原因があるとでもいうような主張が見られます。これに対して、高名なフェミニストのリーダーたちは、家庭の中の主敵論を強調しすぎ、もっと大きな女性を不幸せにする要因との対決を避けてきてしまったという真摯な反省がなされています。私は、生きづらさが客観的に存在している現代社会では、家族というユニットがそれに対抗して充実した人生を送るためのもっとも重要なものだと考えています。家族再生こそ、夫婦間トラブルの基本とするべきだと考えます。
  もう一つの残念な傾向は、依頼者の利益しか考えないという傾向です。紛争の解決のためには、依頼者と相手方双方の利益を実現する道をさぐることが最も有効だと思うのですが、具体的な言葉を聞くことができる依頼者の言葉、感情に、活動の発想を依存している弁護士が多いように感じます。夫婦間トラブルで、最も考慮しなければならないのは誰の利益でしょうか。私は、物言えないこともの利益だと考えています。依頼者にも、子どもとあなたの利益が対立するならば、子どもの利益を優先して提案するからねとはっきり言っております。大人として、人間関係にかかわる以上、一番弱いものに寄り添うことが当然だと考えています。子どもの利益を考えて行動してはじめて大人と言えるのではないでしょうか。

8 大事なことは、弁護士を非難することではないと思うのです。弁護が離婚を進める傾向にあることは理由のあることだと原因を分析し、真面目に家族再生をするための相談機関を作ることです。家族再生のイメージとノウハウが必要ですから、無料でそれを行うことはできません。国民が、いざという時のために、そこで間に入る人たちに、十分な報酬を約束できる制度を作るべきなのです。あるいは、家族再生派の弁護士を積極的に要請していくことをしなければなりません。収入を度外視して、人情話に突っ込んでいく、そんな弁護士を期待していても増えるわけがありません。弁護士のユーザーである国民が、そういう家族再生をしても弁護士としての報酬が成り立つ家族保険なりを作っていくことが必要だと思います。
  ストレス社会は、不安が蔓延している社会です。支援者の些細な言動から、簡単に家族が崩れます。あなたが悪くなくてもです。不満があなたに向かうわけです。悪意を持って家族と接した覚えのないあなたが、ある日突然、帰宅したら家族の荷物がなくなって一人取り残されることがないとも限りません。他人ごとではありません。ストレス社会を解消することに力を入れるのか、もしもの時に備えて対応を作っておくか考えるべきでしょう。あなたが、無事に人生を乗り切っても、あなたの子ども、孫の問題なのかもしれないという視点、将来に向けた視点が必要ではないでしょうか。

家事紛争調整センター企画書
http://www001.upp.so-net.ne.jp/taijinkankei/kajityousei.html



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しん

かなり迫真に迫った話で私の妻が同じように弁護士にたんたんと進められ現在シェルターから母子寮に入りこれから離婚調停がはじります。私が妻が流されて妻が何もいえないように誘導し洗脳し話をどんどん進めていると思うのは私たちは11年夫婦生活をやって来た中で妻がそんなことを言うはずもないことを委任されたからと委任された弁護士が、勝手に代弁していると確信した言葉を言って来たからです。ただ、流されている今の心理的な状況と3人の子供を育てることは妻には出来ないと思うので離婚を長引かせようと思っています。子供も住み慣れた家や友達にもまた遊べるようになりはずだしその方が必ず子供の利益に繋がりますし半分位私が子供の面倒みてきましたから妻が一人で出来ないと思いますがいます。出て行った理由も離婚を相談に行ったのは事実ですが相談に行った翌日に突然いなくなりました。すべて、根回しされ居場所もわからないシェルターに保護され子供と私は寝るのもお風呂も一緒の布団だし体を洗うのも私で妻は一切やりません。そんな妻が相談に行ったら話がどんどん進み妻が流されたので時間を長引かせれば不安になる気持ちが出てくるはずなので。それを調停をしながら面会交流を申し立てしてるので会いながら待ちたいと思いますがやはり妻に離婚と言うことを思わせてしまった私も変わらなければならないのでこの時間は私の一生をかけた人間変換期にしたいと思ってみんなが帰ってきたとき子供が笑って過ごせるように私自身変えたいと思います!流されてその言葉に従った妻は必ず私が子供と会えるようになれば私も子供も楽しんでるからこれで良かったのか考える事が出てくると思います!
by しん (2016-07-14 07:13) 

ドイホー

一日も早い親子の生活戻りますようお祈り申し上げます。
by ドイホー (2016-08-29 12:31) 

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