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「子どものしつけに熱心な」父親が、妻から「子どものために離婚」を要求される場合に何が起きているかについてその3 [家事]

5 なぜ夫は稚拙な叱り方をするのか

  こんなことを夫がして、

  妻の言い分を聞かないで

  正しいことをするのを妨害するなという態度だと

 

  妻が行政や警察に相談して

  「それは精神的虐待です。DV男は一生治りません」

  という言葉に縋りついてしまうのですが、

  このような稚拙な叱り方をすることには理由があり、

  比較的簡単に行動を改めることはできます。

  但し、自分の行動が合理的ではなく、

  特に妻の感情を害しているということを理解し、

  妻の感情を害さないことに価値を置かなければなりませんが。

 

  では、その理由を考えてみましょう。

 

1)      父親が育った環境に原因がある場合

 

父親にやさしくされた記憶のない人が結構います。

そもそも父親と生活した記憶のない人

父親に厳格に育てられすぎて、

自分の意見を父親に受け入れてもらった記憶のない人

 

父親から厳しくされて、追い込まれたという記憶のない人も

父親から厳しくされ過ぎて子どもが絶望的な孤立感を抱く

ということを理解できません。

 

こういう父親には

子どもも、自分で考えて自分の身を守りたいという気持ちが

少しずつ出てくることを理解させる必要があります。

絶望的な孤独の恐怖を教える必要があります。

 

2)      職場での環境

 

夫の会社が、従業員に甘えているよう会社で

会社の論理が夫の行動原理である場合があります。

 

無理なノルマを課して長時間労働を強いる職場

従業員の人格を無視してパワハラをしても誰も止めない職場

 

上司に説明をすることをすべて言い訳だといわれて

許されない職場

 

下請けや取引先を食い物にするような職場

 

そのように合理性よりも

厳しさを追及している会社

人を大事にしないで、結局生産性が阻害されている

日本の平均的な会社で、

自分が扱われているように

長男を扱ってしまう

ということも見られるようです。

 

八つ当たりや報復というよりも

それが男として当然の扱いだと

思いこんでいるような印象を受けます。

 

会社の洗脳から自分を解放する必要があります。

 

3)      教育やしつけのノウハウがない

 

例えば、片づけをしない子どもに

片づけをさせる方法を知らないということです。

知らないくせに、片付けさせたいので、

「片付けろ」と求める結論を連呼するしかないのです。

 

片づけをするように誘導することができないのです。

せめて、なだめたりすかしたりという知恵があれば

もう少しうまくゆくでしょう。

 

4)      子どもの事情を考慮できない

 

子どもが、どうしてそういうことをするのか

あるいはしないのかについて

情報量が少ない場合があります。

 

原因がわからないのに

行動の修正を誘導するということは難しいことです。

それはイライラもしてくるでしょう。

 

この間知ったことですが、

耳から聞く情報が頭に入りにくい

というお子さんもいらっしゃるようです。

 

面倒でも雑記帳を手元において

字や絵をかいて

教えるという方法をとると有効です。

 

また、集中力が足りない、続かない子どもは

多くいますし、また

将来知的職業に就く人の子どものころというのは

大抵そんな感じです。

興味関心が、次から次へと移ってしまうのです。

 

こういう子どもでも

一緒にいることで、集中力が続くことがあります。

中学校の部活動の顧問みたいなものです。

 

しかし、偶然うまくいっただけなので

どうしてうまく言ったのか教訓がわからず、

妻ではなく自分がやったほうがうまくゆくという

勘違いが起きる理由もここにあるのです。

 

5)      理想が高すぎる

 

自分だって子どもの年齢の時は、

そんなに大してきちんとできていなかったのに

子どもに多くを望む人もいます。

そりゃあ、大人になった今なら簡単でしょう。

子どもの時に、自分が要求していることが

できていたかということを

振り返ることができない人も多くいるようです。

 

6)      正しさに価値観をおくこと

 

やはり男性の方が多いようなのですが、

正しいことをやっていればうまくゆくと信じている人です。

もっとわかりやすく言えば

間違ったことをしていないのにどうしてつらい思いをするのか

と、自分の境遇について思考停止になってしまうヒトです。

 

正しさは、一つではない

そうだとすると正しさがぶつかり合うことがある

 

    一見正しいようだが、

    個別事情という情報を見落として結局正しくない場合がある

 

    正しさは他人同士を規律する概念であり、

    家族を規律する行動規範は

    相手の気持ちを大切にするということだと

考えることはできませんでしょうか。

    そういう考え方もあるかもしれない

    という程度でよいので、そういう視点を持ってみると

    見えてくることもあるようです。

 

6 どうすればよいのか

 

1)      もし、やり直すことができた場合

 

まだ、妻が我慢しているうちに

夫は行動を修正するべきです。

何よりも、このように、

子どもの都合も聞かないで正しい事ばかり押し付けていると、

子どもは父親の話を受け付けなくなります。

 

人間も他の動物と同じように、

自分で自分の身を守りたいという要求があります。

この思いが強くなる時期が反抗期と言われる時期です。

 

自分の行動を自分で決められないということは

自分の身を自分で守れないという意識となり、

それは、生きることの妨害者として意識付けされてしまうからです。

 

逆に、すべて親の言いなりになる場合は、

親の言うことを聞かないと自分で何もできない

依存体質になりますので、

子どもの健全な成長を妨げるだけのことです、

 

    それぞれの事情に合わせた解決方法が必要なのですが、

    一つの方法論として

    チームとして行動するということがあります。

 

    家族というチームの中の

    両親というユニットで対応するということです。

    

    子どもの問題については、

    特に叱る場合は、

    母親と相談して、情報を共有し、

    どう誘導するかという観点で意見を出し合う

    ということです。

 

    そして、自分が子どもをどうしたいという

    理想から始まるのではなく、

    今の子どもの状態を0として、

    ここからどう誘導してプラスを増やしていくか

    という発想に切り替えると良いかもしれません。

 

    要するに、子どもを信頼するということなのです。

    子どもの人格は自分と同じところと妻と同じところと

    親と関係のないところがあり

    興味が尽きないところです。

    これを楽しむことができれば幸いです。

 

    子どもを縛るのではなく

    自由に行動できる部分を承認するということなのでしょう。

    

    チームのメンバーを自分の思い通りに動かそうとするのではなく、

    それぞれの良いところを引き出し、

    それぞれの弱点をかばおうとするということですね。

 

2)      不幸にしてバラバラになったとき

 

もし、私の分析に心当たりがあるならば、

自分の行動を修正するという方法で

チーム状態を修復できる可能性が出てきます。

 

相手があなたを怖がっているならば

安心させることをめざすことです。

 

少しずつ、安心させることです。

貴方と「一緒にいても、悪いことが起きない」

という経験を少しずつ積んでもらい

なれてもらうということなのです。

 

但し、最初は、自分の行動を修正しようとしている

ということを理解してもらう何らかの行動が必要です。

 

それは次のような文章を作成することが有効だと思います。

 

   自分の行動の何が修正すべきことだったのか

 これを具体的に、述べることです。

   その時どうすればよかったのか

ということですね。

 

例えば、

平成28年夏ごろ、

自宅で、子どものゲーム機を取り上げて隠したことがあった。

この時、子どもなりに精神的に辛いことがあり、

何もする気になれず

ゲームをすることによって気を紛らわせて、

つらい思いをやり過ごそうとしていたのに、

そんなことを聞きもしないで取り上げて隠してしまった。

子どものつらい気持ちに気づくことも、共感してあげることもできず、

ただ、勉強しろという気持ちをぶつけてしまった。

 

子どもにもうまくやれないときがあることを理解せず、

信じてあげることもできなかった。

子どもは、家族として信頼されていないという

辛い気持ちが強くなったかもしれない。

 

妻は、そんな子どもの気持ちを察して黙っていたのだから、

自分が行動に出る前に一言事情を聴けばよかった。

 

これからは、先ず、何か理由があるかもしれないという態度で、

家族を先ず肯定することから始める。

先ず、妻から事情を聞いてから、

妻と相談してから強い行動に出ることにしようと思う。

 

とか、

 

29年1月に子どもに食事をさせないということをしてしまった。

子どもにとっては食事をしないということは、

自分を家族として認めてもらっていない、

何かあったら守ってくれないという

絶望的な孤独を与えてしまった。

どんなに子どもが言うことを聞かなくても

粘り強く、子どもを尊重しながら

少しずつ修正していくように考えるし、

妻がそんなことをやめてと言っているときは、

先ず必ず妻に従い、

どうしたらよいか相談する

とか

 

相手の心を言い当ててあげて

それでよいんだというメッセージを送り続ける

ということだと思います。

 

長々と書きましたが

何かの参考になれば幸いです。

 

一番のカギは、

自分が攻め込まれている状態で難しいことなのですが、

自分を守るという発想よりも

家族の状態を自分が修正する

という意識を持てるかどうかだと思います。

 

 


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コメント 3

たのりん

正しいことは一つではないのに修正を求められる男性は大変ですね。それって男性的な理屈じゃない?と思いつつ拝読しました。理屈は正しいかも知れませんけど受け入れて納得したり共感したりする女性はいるのかしら。女性の腹のうちはもっとダークな自分に対する怨恨のようなものがあります。男性が紳士的なのに女性が子供に対して苛立ちを抱えていて子供を上手に躾けられない母親が優しい父親に嫉妬することもあります。
by たのりん (2017-05-09 00:52) 

ドイホー

コメントありがとうございます。ぞくぞくっとしながら読ませていただきました。切れそうな糸口でも、とことん追求してみようと思います。
by ドイホー (2017-05-09 11:16) 

ドイホー

考えてみれば、たのりんさん、ナイスなコメントでした。女性に共感してもらうとか、納得してもらうことを望むわけではないということが肝心です。「なんとなく、馴れてもらう」ということなのだと思います。
by ドイホー (2017-05-09 11:50) 

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