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離婚事例にみる甲状腺機能障害を患う人がDV法の犠牲になり、行政や調停でますます苦しみ、最大の被害が子どもに及ぶ構造 [家事]

冒頭に申し上げておきますが、甲状腺機能異常があるからといって、必ず家庭生活に影響を及ぼす精神症状が出現するわけではありません。私の身近でも、かえって家族のきずなが強まった方々がいらっしゃいます。本稿は、それと知らないまま、治療を受ければ軽減するはずの病気に苦しんでいる方、その家族の方の苦しみの軽減になればという思いで書いております。

震災後、離婚事件の当事者、
特に子どもを連れて別居したまま離婚に至る女性に、
甲状腺機能異常がある事例が増えています。

機能亢進症の事例が多いのですが、
機能低下症の事例もあります。

精神症状として著名なものは、
イライラ感、抑うつ症状であり、
中には、幻覚妄想状態などが出現することがあるそうです。
記銘力も弱くなるということもポイントです。

何か自分ばかりが損をしているような気持ちになり、
夫と生活していても落ち着かなくなるようです。
精神的な興奮状態となり、
刃物を持ちだしたりするので
取り押さえられるわけですが、

その経緯はほとんど覚えていなくて、
ただ、取り押さえらえたことだけが
記憶に残っているのです。

また、夫も、
妻の奇怪な行動の意味が分からず、
妻の人格に基づく行為だと思いますから
疎ましく思ったり、不気味に思うようにもなるでしょう。
寛容になることはなかなか難しいようです。

負のスパイラルが働いて、
ますます夫婦仲が悪くなっていきます。
ますます自分が迫害されているように感じていきます。

実際にあった例ですが、
このような、曖昧な記憶の被害妄想的な評価を
行政や警察に訴えた女性がいます。

行政や警察は、「それはDVだ」という決まり文句で
「DVは治らない」ということで
夫のもとから子どもを連れて出て行くことを勧め、
住民票の閲覧制限をして
夫から妻と子どもを引き離しました。

ところが、既に、その時妻は
甲状腺腫の肥大や眼球突出が著明で
精神的にも不安定ですぐ泣きだすという有様でした。
本人も健診で甲状腺機能亢進症を指摘されていました。

それにもかかわらず、
夫が悪いということで、家族を引き離しました。

アメリカのDV提唱者レノア・ウォーカーの説を
金科玉条のごとく暗記して
極端な配偶者加害の事例に対する対処方法を
マニュアル通りに押し付けたわけです。

そんな今では日本以外に誰も見向きもしない学説を知っていながら
甲状腺機能障害については無知だったわけです。

カウンセラーにも相談したとこの妻は言っています。
カウンセラーは、子どもの精神不安を見逃さなかったのですが、
妻の話を信じる限り、
甲状腺機能障害は見落としました。
「子どもにもっと愛情を注いでください」
という結論を押し付けて終わったようです。

なぜ、子どもに愛情を注げないのか、
なぜ、子どもに過酷な八つ当たりをするのか
原因についての考察はなかったことになります。

子どもに愛情を注がなければならない
それは、その妻も気にしていました。
そうするべきなのにできない。
この結果、子どもに精神不安が出現したわけです。
だから、愛情を注げという結論だけ提示しても
何の助けにもならなかったわけです。

かえって妻の焦燥感を強め、
行政や警察の無知のせいで、
妻は子どもを連れて別居し、
夫からは行方不明になりました。

ところで、行政や警察はどうして
妻の精神的不安定などの異常に気が付かなかったのでしょうか。
それには理由があります。

まず、日本におけるDVは、一言でいって
夫が妻に対して、感情を隠さない行動をすること
それがすべてDVになるわけです。

そしてDV認定された場合どうなるか、
夫は、妻を暴力や脅迫で支配をする人間だと扱われ、
同居を続けると、妻の生命に危険が生じる
ことを想定して扱われるのです。

入り口が感情的なことであっても、
一度入り口を通ってしまうと、
いつの間にか、極悪非道の人間になっているのです。

そうすると、妻が感情的に不安定になっている理由は、
極悪夫のDVのためだと考えなければならないという掟に縛られます。
マニュアルという名の掟です。

夫の話を聞いて妻の言っていることの信ぴょう性を確認する
なんてことは、かわいそうな女性を疑うこととして
行わない掟があるのです。

夫から話を聞く事情があったとしても
それはDV加害者だから冷静で狡猾だから
うそをついていると思わなければならない掟があるのです。

掟を守らないと、
女性保護を担当する資格がないのだそうです。


さて、その身を隠すように言われた妻と子はどうなったでしょうか。

妻は、甲状腺機能の治療をしないまま、
焦燥感や不安に苦しめられ続けています。

馬鹿な掟の結果、
妻の言動は夫のDVの結果だとされているために
甲状腺機能の影響かもしれない
と考えることが許されませんので、
眼球が突出してのどが太くなり、
精神的に不安定になっても
甲状腺機能の治療を勧められることはありません。

苦しまなくてよいのに苦しみ続けています。

もっと苦しんでいるのは子どものようです。
父親と会えないことで問題行動を起こしているようです。

父親も、理解できないまま妻と子どもと引き離されて
精神的に大打撃を受けましたが、
甲状腺機能障害の精神書状を理解して落ち着きました。

甲状腺機能障害については
重篤な精神症状については
事例報告がいくつかありますが、
そのような重篤な精神症状にならなければ
なかなか医師に訴えるということもないようです。

その結果、重篤な精神症状が出なくても、
何らかの精神症状のために家庭で何が起きるかについては
言及がないのです。

簡単な話、
重篤精神症状が出るのだから、
そこまで大きくならない精神症状は普通に出るのです。

家族生活を守るために
甲状腺機能障害の家庭に与える影響について
説明書きが無くてはならないと思います。

家族の方も、妻の行動を理解できれば、
対処の方法も見えてくるし、
精神的に余裕も生まれます。

みんなが不幸にならないで済むのです。

家庭裁判所は、
5年前と比べてもだいぶ変わり、
面会交流を促進していく姿勢を見せる
調停委員も増えてきました。

しかし、なかなか父親と母親の対立としてしか
考えてくれません。
子どもが別居親から愛情を注いでもらう
という人間固有の人権という視点が欠落している場合も
多く見られるということが実感です。

母親が合わすことができないと言えば
面会交流の話がストップしてしまうことが多いことが実情です。
どう合わせるかという視点に立ち
母親をどう説得するかということで知恵を絞るべきです。

さて
母親の不安や現実の面会拒否が
甲状腺機能障害の影響のものだということは伝えました。
大半の精神症状は、投薬によるホルモンのコントロールがなされれば消失します。
まさに無駄に苦しむ必要はないのです。

それでも治療を勧めないということは
母親の無駄な苦しみを放置することだと思います。

それでも治療を勧めないということは、
全身、全精神で、父親と会いたいことを表現している
子どもの願いを
大人たちが否定し、縛ることです。
これほど明白な児童虐待はないと思います。
本当にむごいことが家庭裁判所では等閑視されています。

「離婚の話を始めたら、離婚をしたら
面会交流に応じる」
ということもよく聞かれます。

しかし、離婚をしたいのは親の都合です。
面会交流をするのは
子ども要求と子どもの健全な成長のために
大人がしてあげるべきことなのです。

大人の都合で、子どもの健全な成長という
取り返しのつかない切実な都合を阻害する
自分の離婚のために一個の独立した人格である
子どもを人質に取るという主張が
日常的に容認されているのが日本の家庭裁判所です。

こんな主張は、家庭裁判所という公的な場所では
許されてよいわけがありません。

先ず、子どもを別居親に会わせることを動かさず、
同居親の精神的負担をどのように軽減して実行するか
という議論につなげるしかないはずです。

他人の子どものことだからあまり具体的に考えないのか、
健全な成長が阻害された子どもがどうなるかを
考える力がないかどちらかなのだろうと思います。

このような制度を作ったのは、
女性の保護を目的としたのだと思いますが、
マニュアル的な対応や
子どもの健全な成長の観点の欠落によって、
取り返しのつかない悲劇が生まれているのです。

女性の敵は誰なのか
議論が必要だと思ってやみません。

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