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自己保身のために文書を改ざんした財務省職員と住民のために自らの命をなげうった被災地公務員は同じ公務員なのか [労災事件]

森友問題で、財務省の高級幹部が
首相の発言に合わせて文書を改ざんしたと報じられました。
これは、国民の行政に対する監視機能を阻止するものです。
国の統治にかかわる問題であり、極めて深刻な問題です。

なぜ、彼らはこのようなことを行ったのでしょうか。
どうしてやめようと体を張る公務員が皆無だったのでしょうか。

国民の利益を考えていないことは明らかです。

では、首相の利益を考えたのでしょうか。
そこには少し疑問があります。
仮にそうだとして、どうして首相の利益を図ろうとしたのでしょうか。

忖度という言葉があります。
なぜ忖度をするのかということにつながります。

私は、結局は自分の利益なのだろうと考えます。

人間は誰かから評価されると安心します。
評価されつづけていると、
評価されないことで不安を感じてしまい、
他人からの評価に執着してしまいます。
いわゆる褒め育ての弊害です。

そうすると、自分を評価する上司等から
自分を評価されたいという気持ちになるものです。

今回も、自分が上のために辣腕をふるい、
汚れた仕事もこなすということで
評価されたかったのだと思います。
つまり自分のためです。

そうでなければ、隠ぺいした文書、
隠され続けている文書に
自分たちの逸脱行為が記載されているという可能性もあります。
そうだとすると自分たちを守るために
国民の利益を犠牲にしたということになるでしょう。

籠池氏に詐欺罪が成立するためには、
相手(国の担当者)をだましたという行為がなければなりません。
はじめから国と打ち合わせをして値引きしたのでは
詐欺罪が成立しません。
そんなことも文書には示されていたのかもしれません。

いずれにしても自分たちの利益です。
国民の利益ではありません。

こう言うニュースに触れるとすぐに思い浮かぶのが
仙台市若林区の職員や南三陸町の職員が、
住民の避難誘導のために、
自らの命をなげうって津波の犠牲になったことです。

私は、特殊公務災害申請の代理人として、これらの出来事に深くかかわりました。

公務員は、天災などの災害時に
住民の避難誘導を行うという公務があります。

若林区の職員は、
これから津波が来るとラジオで非難が呼びかけられていたにもかかわらず、
上司の命令で海辺の住民に避難を呼びかけに
安全な区役所から広報車で向かい避難誘導を行いました。

この活動で命を救われた住民の話によると、
彼らは、いやいや津波に向かっていったのではなく、
本当に一人でも多くの住民を助けようと
意欲的に避難を呼びかけていたようです。

南三陸町の職員も
防災対策庁舎にとどまれば命が危ないかもしれない
ということは重々承知しており、
家族に最期のメールを送信していました。

逃げることをせずに、住民のために自ら命を捧げたのです。

私は、本当にその公務を遂行しなければならないのか
ということにもろてをあげて賛成することはできません。
私の依頼者である遺族の悲しみを見るにつけ
後で非難をされても適当なところで逃げかえってもよいのではないか
と本音では考えています。
自分の家族だったらと思うとそう思わずにはいられません。

でも彼女ら彼らは、住民の命を守るという選択をしたのでした。
私は、もっともっと称賛されるべきだと
常々思っています。

ただ、もっと言わなければならないのは、
津波で亡くなった方はそれだけでないということです。

せっかく年休をとっていたのに、
規則で職場に駆け付けなければならなかった学校の先生が
途中で津波に巻き込まれて亡くなったということもありました。
ただ、教え子を安心させたいという想いから
危険を承知で駆け付けられました。

また、津波には巻き込まれなくても
重大な疾患を抱えながら
住民のために不眠不休の活動をされ
大量の吐血をして亡くなられた公務員もいます。
彼は定年退職間際で、
年休を消化して出勤しなくても済んだのに、
1週間不眠不休で食うや食わずで働きました。

さらに亡くならなくても
被災地の公務員は2ヶ月くらいは休みなく働き続けました。
海辺の避難所を回っていた職員も
自宅を津波で流されていました。
「あなたこそ大丈夫?」という被災者の言葉に号泣してしまったそうです。

県庁の職員は、新聞紙さえひかずにゆかでごろ寝をしていました。

この公務員の災難はその後も続いています。
不眠不休の長時間労働をしてうつ病になったり
長期間家庭をあけたりして
夫婦仲が悪くなって離婚に至るケースが
離婚事件を多く扱っている弁護士と話すと
みんなそういう事例を持っていました。

命を無くした職員とその家族だけでなく
その後しばらくたってから
震災後の活動が原因だとそれぞれがわからないまま
かけがえのない家族を失っているのです。

これが被災地の公務員です。

国家公務員は、同じ公務員でも全く違うようです。
少なくとも財務省職員は違うようです。

自分の利益のために国民の利益を犠牲にする職員が
真実を語らないまま私たち国民の利益のためにしなければならない
仕事を続けるということに
恐怖を感じます。

現政権の問題と切り離して
それ自体の問題もあると考えなければならない問題だと
私は思っています。
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